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明けましておめでとうございます。
2021年もヨガワンネス、宜しくお願いいたします。
明日1月5日より大和スタジオは通常通りレッスンがスタートします。
さて2020年のヨガ納めとして開催した『年末瞑想会』、本当に素敵な時間でしたので、その様子をご報告させていただきます。
2時間のワークショプですが、今回は瞑想が初めての方がほとんどでしたので、最初は講話(ダルシャナ=ヨガの哲学のこと)からゆっくりとスタートします。
『瞑想』をする意味を楽器のチューニングに例えて説明させていただきました。
弦楽器ってちゃんとューニングしても、弾けばもちろん時間が経っただけでくるってしまいますよね。
その日の天候(気温や湿度)で弦の伸びも変わってくるし、ちゃんとした音を出すにはこまめに合わせてあげる必要がある。
チューニングの合っていない楽器は頑張って鳴らしても、雑音にしかならないから・・・
人も一緒。
自分のカラダや心の今を理解して、ベストな方向にチューニングしてあげないと周りに雑音を発することになっちゃう。
逆に「自分自身のチューニングが上手くいくと、頑張らなくても人生が上手くいく」ということ。
自分の人生のチューニングが上手くなるためのツールがヨガ、なかでも瞑想なのです。
講話のあとは今年1年をふり返って、「家族」「友人」「職場の同僚」」など、自分の身近な人たちへの感謝の気持ちを心に浮かべてみます。
そしてそれぞれの想いを参加者同士でシェアしました。
想いを言葉にすることは、自分の感情や思考を客観的に見るいい機会です。
さて心の準備が整いましたので、座るための準備として体操で体をほぐします。
心身ともに整ったところで、静かに『瞑想』を始めます。
静かに目を閉じて座っていると、最初はなかなか落ちつかず、それどころか色々な想いが次々と頭の中に浮かんできてしまったりすることも・・・
そんな時は心の中に流れる静かな小川(を想像して)に浮かぶ「蓮の葉」に、浮かび上がる想いを「乗せては流す」。
そうやって浮び上る想いを否定することなく、想いに執着することもなく、ただただ手離していく。
足が痺れたり、お尻や股関節など体の痛みがあったとしても、それが今の自分のあるがままとしてそのままを受け入れる。
40分ほどの短い時間でしたが、外からの刺激を断ち、自分の内側に静かに集中した穏やかな時間でした。
何とも言えない「すっきり感」、頭と心と体が冴える感覚が瞑想を終えた後は感じられますね。
忙しさの中で流れていく日々のルーティンの中に、瞑想で「穏やかな隙間」を作ることは必要なことだと思いました。
年の瀬の12月30日、ご参加いただいたみなさま本当にありがとうございます。
こうした瞑想の機会を今年はもっとたくさん開催できたらと思っています。
唯一無二の自分の肉体と精神をいつも注意深くチューニングしておいて、
人生を美しくて奏でるための楽器となるよう常に整えておきたいです。
2021年もよろしくお願いいたします。
naokoiguchi